
貯金の目的
貯金の目的は「将来の支出に備えること」です。
将来の支出は「ライフイベント」と「トラブル」に分けられます。
- 結婚
- 子供の教育
- マイホームの購入
- 旅行
- 老後資金
ライフイベントは自分で計画を立てることができるため、「いつまでに」「いくら必要なのか」を知ることができます。
以前紹介した「ライフプラン」の記事を参考に、今後のライフプランを立ててみてください。
- 事故
- 病気
- ボーナスカット
- 減給
- リストラ
ライフイベントと違い、「いつ」「なにがおこるか」わからないものがトラブルです。
このトラブルに耐えるために「給料の半年〜1年分」のお金を蓄えておくことが推奨されています。
おすすめの貯金方法
貯金の方法は十人十色です。
その中でもわたしが推奨するのは「給料の20%を自動で貯蓄用口座に移す」方法です。
給料の20%を貯金する
「貯蓄用のお金+年金(天引きされた金額)」が「毎月確実に手元に入る金額」の20%になるようにします。
手取りではなく「確実に手元に入る金額」としたのは、貯蓄用口座に移す作業を自動化するためです。
自動化するために変動がある金額(残業代など)は含めません。
自動で貯蓄用口座に移す
貯蓄用口座に移す作業を自動化します。
毎月給料が入る口座から貯蓄用の口座へお金を移動させるのは面倒です。
自動化することで面倒な作業が減り貯金を長く続けやすくなるというメリットがあります。
また、強制的に貯蓄用口座へお金が振り込まれるため、「今月は貯金できなかった」という事態を防ぐことができます。
自動で貯蓄用口座へ移す方法
1つ目は第2口座を利用する方法です。
給料の一定額を2つ目の口座で受け取ることができますが、会社によってない場合もあります。
メリットは生活用の口座を経由しないので給料受け取りから貯蓄用口座へ移るまでの期間に使う危険がないことです。
デメリットは会社に申請しなければいけなので面倒なことです。
2つ目は住信SBIネット銀行の「定額自動入金」を利用する方法です。
定額自動入金は他行の口座から毎月一定額を自動で引き落としてくれるサービスです。
手数料無料で利用できます。
メリットは貯蓄額を見直した際にネットで変更手続きができるので会社に申請するよりも楽に行なえることです。
デメリットは引き落とし日が「5日か27日のみ」なので、給料が振り込まれてから引き落としされるまで期間が開く可能性があることです。
貯蓄用の口座を用意する
生活費などを入れている口座とは別に貯蓄用の口座を用意しましょう。
わざわざ分けるのは、貯蓄用の口座にあるお金は最初からなかったものとして扱いたいからです。
銀行にお金があるとついつい使ってしまいませんか?
そもそもなかったものとして扱うことで「つい使ってしまう」ということを防いでくれます。
貯蓄用の口座は引き出しにくい工夫ができるとさらに良いです。
まとめ
貯金の目的は「将来の支出の備えること」でした。
将来の支出は、予測可能なライフイベントと予測不可能なトラブルの2種類です。
ライフイベントの支出はライフプランを立てることで対処します。
また、トラブルに備えるために「給料の半年〜1年分」のお金を貯蓄しておきましょう。
おすすめの貯金方法は「給料の20%を自動で貯蓄用口座に移す」でした。
まだ自分にあった貯金方法が見つかっていない方はぜひ実践してみてください。